2012年5月30日水曜日

白百合




石垣島の池原酒造所の泡盛・白百合です。
家族経営で全工程が手作業、機械は扇風機だけという噂の蔵元です。
甕で1年、ステンレスタンクで2年寝かせた古酒。
ラベルの下の方には30度と印刷されていますが、真ん中の白百合の文字のすぐ左には43度のスタンプが押されています。
癖のある泡盛として名を馳せているようです。
確かにしっかりしたボディとちょっと黴臭いような風味があります。
でも、43度と思えないような飲み易さが恐ろしいです。
水割りで頂くとずっと甘さが増してきて んまくなり過ぎます。
トワイス・アップでも20度オーバーですから、飲み過ぎにご注意ください。
後継者はいらっしゃるのでしょうか?
そんなことが気になる銘酒でございます。


2012年5月26日土曜日

菊の露






菊の露・親方の酒です。
琉球の高官の名前が親方ですね。
ボトルの感じからするとヘビータイプに思えますが、意外とまろやか。
とは言えコクと香りはしっかりあるという絶妙な味わい。
ジャケ買いでしたが、大正解。
間違いの無い んまさです。
石垣島が大好きなので、宮古島の泡盛はあまり飲んでいないのですよね。
多良川や沖之光や千代泉など飲んでみたい泡盛が沢山あります。
ちょっと意識してチャレンジしてみたいものでございます。


2012年5月22日火曜日

泡盛・夢航海




忠孝酒造の泡盛・夢航海です。
シー汁浸漬法という製法を復活させて造った泡盛だそうです。
昭和30年代後半にはどこの酒造所でも普通に行われていた製法ですが、近代化に伴って姿を消してしまったのだとか。
現在の泡盛の製法は原料米を洗って、水に漬け、蒸すのですが、シー汁浸漬法だと原料米を洗わずに15時間から24時間浸漬するそうです。
そのため乳酸菌などの微生物が繁殖して酸性状態の独特のにおいを持つシー汁になります。
そうです、シー汁のシーはシークワサーのシー、酸っぱいという意味なんですね。
シー汁内の微生物で原料米の性質が変わるので、原料米が蒸し易くなり、汚染が少なくなり、品温の管理がし易くなるそうです。
また、柔らかな味わいとコクのある甘みも造り出すのだとか。
そして、そのシー汁の一部は次回の浸漬の為に取って置くのだそうです。
鰻のたれとかくさやの浸漬液と同じ感覚ですね。
この製法の研究により泡盛メーカーとして初の博士号も取得されています。
そんな古くて新しい製法のお味ですが・・・
確かに普通の物にはないような吟醸香に近いようなフルーティーな香りがあります。
柔らかい甘みが心地良く んまいです。
水割りにした方が香りと甘みが出てくるかも。
シー汁浸漬法という言葉だけに惹かれて購入したのですが、大正解の一本でございます。


2012年5月18日金曜日

しっとりふりかけ




あの昆布の土井の しっとりふりかけです。

十倍出しの副産物を利用した特別サービス品だとの事。

原材料:削り節(鰹「鹿児島県」・宗田鰹「高知県」)・醤油(大豆・小麦・塩)・砂糖・真昆布(北海道函館市)・あみえび(三陸沖)・水飴(国産甘藷澱粉・麦芽)・味醂(糯米・米麹・米焼酎)・酒(米・米麹)・ごま(鹿児島県)

調味料(アミノ酸)や酵母エキスなどで人工的に強く味付けされた食品を常食されている方には、当店の製品は物足りなく感じられることがあります。自然の素材と技術が醸し出す滋味をお楽しみください。

との事です。

余分な保存料などが入っていないので賞味期限が短くなっています。
確かに控え目の味付けなので最初は物足りないかも。
でも食べ進むうちにその んまさにじんわり納得します。
そのうちに食事の最後にはこれが無いと満足できないようになります。
お茶漬けにするとより一層その滋味が引き立つような気がします。
なにより魅力的なのがそのお値段。
210円で何食分楽しめる事か。
近くで手に入るなら常備品決定ですね。
明石・パントリーで購入いたしました。


2012年5月14日月曜日

セントレジスのル・ドール






大阪で一番高いホテルという噂のセントレジスホテルのル・ドールのパンです。
焼き上げるまでに72時間かかっているというバゲットがミーツに載っていました。
この日はバゲットは売り切れていて、細身のフィセルをゲット。
しっかり焼き上がっていてモチモチというよりワッシワッシという感じの椎名誠的な歯応えです。
香りもしっかり小麦してますし、そのままでも んまいし、焼くとまた一層美味しくなります。
バゲットとの違いを食べ比べてみたいですね。
もう一つはサイコロステーキカレーパン。





かなり上等のお肉が一切れだけですが入っています。
サイズからすればもう一切れ欲しいところですが、まぁお値段との兼ね合いもあるのでせう。
やや高価ではありますが、それだけの値打ちはあります。
イートインもできるようですし、なんせ駅近ですから雨の日でも利用できますね。
デニッシュ系も魅力的です。
苺のデニッシュにはブラックペッパーが入っているという噂もあります。
苺に黒胡椒は懐かしのTV「世界の料理ショー」で初めて知った組み合わせです。
バゲットと同じ72時間生地を使ったミニサイズのブールやセサミやポピーも魅力的です。
スコーンもおすすめだそうですし、アプリコットとフォアグラのブリオッシュなんていうのも気になりますよね。
近いうちに再襲撃必至でございます。
一度はここのホテルに泊まってみたいものですね。
スイートルームなんて泊まった事がないですから。
通常¥110,000の部屋が¥44,000で泊まれるプランもあるんだとか。
ネット懸賞でも当たりませんかね?
それまではパンで我慢しませう。

2012年5月9日水曜日

しげ松




神戸・しげ松に行って参りました。
ランチの季節懐石・¥6000を頂きます。

新緑の頃の季節懐石

先付    岩もずくゼリー
吸物    油目葛打ち
造里    旬のお造り
八寸    片栗の花お浸し・鯛の子・ちまき・鳥貝ぬた和え・厚焼・蒸し一寸豆・パプリカ
焼物    鯛白子と新玉葱ホイル焼き
揚物    じゃが芋挟み揚げ
食事    サザエと新生姜ご飯
デザート  本日のデザート


岩もずくはしっかりした歯応えで香りも良くとろろと生姜とのバランス抜群です。
油目は本当に味がしっかりある魚ですね。
出汁はやや濃厚ですね。
梅肉も葛寄せされているのでしょうか、しっかり形を留めています。
柚子の花が吸い口なのも初体験。
お造りは針烏賊・鰹・油目。
火が入ったアブラメと生のアブラメの味わいの違いが面白いです。
八寸だけ写真に撮りました。
片栗の花は奇麗な紫色が美しいです。
鯛の子の んまさったら今までで最高。何が違うんでせうね。
ちまきの中はヒラメと木の芽の寿司。
笹の葉の香りが素晴らしいです。
厚焼きも一寸豆もパプリカもしっかり個性があって美味しいですね。
蛸の柔らか煮も絶妙。
鯛白子と新玉葱ホイル焼きは相方との仕上がりの色合いがちょっと違いました。
聞いてみると白子が焼くことによって破裂するかしないかでクリアな出汁になるか、オニオングラタンスープのような濃い色になるか別れるそうです。
個人的には破裂したヴァージョンの方が好きでした。
揚物はジャガイモの間に海老が挟んであります。
鮎とうるいが添えてあります。
塩とレモンで頂きます。
ご飯がまた美味しい事。
新生姜の香りがしっかりあるのですが、辛みは押さえ気味です。
サザエの歯応えと風味も堪りません。
もちろんお替わりさせて頂きました。
デザートはイチゴとマンゴー。
中まで赤い絶品のイチゴでした。
熟選と福寿と篠峰もおいしくいただきました。

最初は座敷を用意してくれていたのですが、正座は苦手なのでテーブル席に変更してもらいました。
接客も素晴らしいです。
とても居心地が良いですね。
本当にビルの中とは思えないような落ち着きがあります。
ヴォリュームがあるという感じではありませんが、充分に満足できる食事です。
さあすが、ミシュラン一つ星だけのことはあります。
まだまだ神戸の和食の素晴らしさは奥深いものがありそうです。
次はどこへ行きませうか?


2012年5月5日土曜日

大阪焼酎・國乃長




大阪・伊勢丹のイベント時に購入した 大阪焼酎・國乃長です。
高槻市富田町にある寿酒造の製品です。
ここは全国で9番目、大阪では最初の地ビール・國乃長ビールが有名ですね。
この焼酎も大阪では唯一の焼酎だそうです。
絞りたての酒粕に水を加えてモロミの状態にして再発酵させた後、減圧蒸留して造っているんだとか。
冬季にしか造ることが出来ない限定品です。
中国の白酒に近いような鼻から抜けて行く独特の香りがあります。
リンゴやバナナの吟醸香もあります。
それでいてキレがあるので意外とあっさりと頂けます。
とても んまいです。
料理を選ばないお酒なんじゃないでせうか?
ついついストレートで飲んでしまいますが、ロックや水割り、お湯割りでも間違いなく美味しいです。
そのうちに酒蔵まで出かけて行っていろいろとゲットしてみたいです。
富田漬というのも美味しそうですし。
高槻にはマストなパン屋さんもあるようですし、一度は行ってみないとですよね。


2012年5月1日火曜日

ブーランジェリー・ミヤナガ


4月29日(日)に夙川へパン屋さん巡りに行きました。
一番のお目当ての トリコはお休み。
次に行ったのがコンセント・マーケット。
ここも時間が遅かったのでパン・ド・ミとレーズンパンしか残っていませんでした。
とりあえず、レーズンパンだけをゲット。
まあ、此方は元ムッシュ・アッシュなので以前から何度も頂いているということで又次回でも大丈夫です。
最後に行ったのが ブーランジェリー・ミヤナガ
ネットの地図を見ているだけだと到着できないかもですね。
阪急・夙川駅の北口を出ればすぐ前なんですが、違う出口からだとちょっと迷うかもです。
珈琲屋さんのまめやさんの2軒東隣り。
思いっきりオープンキッチンです。
魅力的な総菜パンも気になりますが、今回はこれを。





殆ど兄弟のようなハード系です。
左はカレ。
チーズとベーコンがたっぷり。
フワフワながらモチモチ感もある生地に包まれています。
食べログ等を見るとカレはフランス語で四角いとか正方形とかの意味なのに何故か丸いとありますが、ひょっとしたら carre(本来はアクセント付き)では無くて、 caret (綱撚り用の糸車)なのかも知れませんね。
右はベーコンにブラックペッパーを利かせたもの。
カレよりもしっかりした生地なのでとても噛み応えがあります。





左はバナナのデニッシュ。
層の加減が美しい。
何だかとてもパン的なデニッシュです。
サクサクではなくてシコシコもちもちなんです。
あくまでケーキでは無くパン。
バナナとのバランスも絶妙。
右はレーズンクリームチーズサンド。
結構濃厚なレーズン入りのクリームチーズをしっかり受け止めるパンが んまい。
なんでもここのオーナーはあまりパンが好きではないらしい。
そんなパンが嫌いな人でも美味しく食べられるパンを造っているそうです。
とにかく、見た目のインパクトはかなりのものです。
個性的なパン屋さんが好きなら、きっとハマること間違いなしのお店です。
それにしても、夙川のパンの激戦区振りはスゴイですね。
まだまだ、新規参戦があるかもしれないので、目が離せないです。