2012年8月3日金曜日

米朝ばなし・上方落語地図巡り その4





今回はP.101の鰻谷から。
落語「鰻谷」はウナギという名前と鰻という漢字の由来が解き明かされる噺です。
とはいえ、もちろん後付けなんですが。
鰻谷のガードポール(?)に、こんな可愛い鰻が描かれているのは知りませんでした。
そこから南へ。
真夏にふさわしい噺、「次の御用日」に出てくる 住友の浜。
長堀通と東横堀の交差する末吉橋の南西。
住友銅吹所跡の石碑はそのまま残っていました。







でも、その周辺がガラッと変わっています。
本には土塀が写っていますが、今はちょっとした公園になっています。
そして、その横には住友の本家のビリヤード場が残っています。





さすが、日本有数の財閥です。
そのまま東横堀そ南下して瓦屋町へ。
本の中では三番丁にたった一軒瓦屋さんが残っているとありますが、周辺をグルグル廻ってみましたが、今はもう無さそうでした。
そして、高津さんへ。






「崇徳院」に出てくる高津さんの絵馬堂がこちら。






元々は高倉はんの前の茶店だったのが、明治の中頃にはもうその茶店が無かったので、五代目松鶴師は絵馬堂の前の茶店に変えて演じていたそうです。
高津さんはとんど祭りの時の日本一の屋台も有名ですよね。
2012年は カドヤ食堂、うずら屋、ニューオータニのサクラ、ブロードハースト、遊山、ラ・トォルトゥーガ 等々 そうそうたるラインアップでした。
しかも、高津の富まで再現されているそうです。
機会があれば是非とも参加してみたい物でございます。

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