2012年12月28日金曜日

ル・ブーランジェ・ドゥ・モンジュ





阪急梅田本店のル・ブーランジェ・ドゥ・モンジュのパンです。
相変わらずバゲットは整理券を貰ってからで無いと購入出来ません。
いずれは普通にゲット出来る様になると信じて、それまではお預け。
今回は普通に買えるものをセレクト。
左はル・ヴァン。
モチモチで小麦の香り満載にして程よい酸味がある生地。
さすがとしか云えない んまさ。
真ん中はシャテーニュ・エ・ノア。
思っていた以上にマロングラッセが入っています。
噛み応え相当アリの生地ながら不思議とバランス良し。
右はベーグルっぽい生地のフィグ・エ・ミエル。
蜂蜜の優しい甘さとイチジクのプチプチが楽しい事。
バゲット以外でも充分満足出来ますね。
フィガロ誌でトップに選ばれたという林檎のタルトも気になるので、再襲撃必至ナリ。

2012年12月24日月曜日

コンパイ・モヒート





以前、バカルディのモヒートミックスを紹介しましたが、これはスペイン産のモヒート・ミックスです。
ボデガス・サンヴィヴェールという所の製品。
ドミニカ産のラムがベースだそうです。
バカルディの物よりミント風味が強く、アルコール感が少なく非常に飲み易い仕上がりで んまいっす。
お値段も1000円あたりでコスパも高いです。
まあ、ちょっと油断するとアッという間に飲み切ってしまいそうで、恐ろしいですが。

2012年12月20日木曜日

エシレのサブレとグラス





阪急梅田本店の地下に出来たエシレのショップ。
常に行列があるので気になっていました。
先日行ってみたら殆ど行列が無かったので購入してみる事に。
数量限定で一つ5250円というケーク・パニエ・ブールというのが有名みたいです。
今回は左のサブレ・エシレと右のエシレ・グラスを購入。
サブレはもちろんバターの風味が圧倒的。
サクサクの食感も抜群で んまい。
一枚210円は決してお安くはないですが、この贅沢感が味わえるならアリですね。
エシレ・グラスはバターのアイスクリーム。
最初に見た時は???でしたが、食べてみると納得。
プレーン、キャラメル、レーズンの3種類あります。
プレーンは約21%ものバターが入っているそうです。
今回買ったレーズンでも17%のバター率。
バターとレーズンなんだから合わない筈は無い。
バターの濃厚さは味わえつつも、しつこいとまでは行かない。
さすが、計算されているのでしょうね。
これも120ml683円とお高めですが、リピートしてみたいですね。
もし出来るなら、美味しいワッフルやパンケーキにこのエシレ・グラスを乗っけて食べてみたいものです。
さぞや、さぞや・・・

2012年12月16日日曜日

グミマロ






阪急梅田本店に出来た、銀のぶどう系列のマシュマロエレガンスのグミマロです。
マシュマロをグミで包んでいるんですから、んまいに決まっています。
これはラズベリー味ですが他にもラ・フランス、オレンジ、ピンクグレープフルーツ、鱒カットソーダがあります。
HPにもありますが、確かにトレイから取り出すのがちょっと手間取りますね。
でも、あの独特の歯応えのためなので仕方ないのかもしれません。
グミマロ以外にもキャラマロ・チョコマロというのもあるようです。
ちょっと高級なマシュマロではありますが、プレゼントには最適かもしれません。

2012年12月12日水曜日

またまた パネ・ポルチーニ






またまた パネ・ポルチーニです。
毎度お馴染みというか、欠かせない塩フォカッチャはもちろん購入。
以前から気になってはいたものの、品切れだったゴルゴンゾーラが右下。
ちょっとブルーチーズが苦手でもパンと一緒なので食べられるかも。
これ一つあればワインのハーフボトルぐらいは軽いですね。
品切れ状態が続いているのも納得の んまさです。
左下は抹茶あずき。
もう間違いようの無い組み合わせでございます。
餡もたっぷり入っています。
さすが、さすがのパネ・ポルチーニといった所です。

2012年12月8日土曜日

ミチノ・ル・トゥールビヨン




久々のフレンチ、ミチノ・ル・トゥールビヨンです。
食べ歩き仲間と3人で行ってきました。
ランチメニューから5040円のコースを。
・帆立のソテーとサザエのアスピック。
黒人参やナスタチウム、フェンネルなどの珍しい野菜・ハーブも満載です。
・ズワイガニのフラン アメリケーヌソース。
カプチーノ仕立てで濃厚さと軽さが同居しています。
・ヤガラのポワレ 白トリュフの入ったマッシュポテトと下仁田葱のグリエ添え
カリッと焼き上げたヤガラに深い香りのマッシュポテトがピッタリ。
下仁田葱の甘さも堪りません。
・富士幻豚が品切れだったので普通なら1050円追加しなければいけない佐賀牛ヒウチのグリエを通常料金で頂けました。超ラッキー!!
アルマニャックソースに生グリーンペッパーの んまい事。
・デザートの前の小さなデザートとしてかぼすのゼリーとブランマンジェ。
お口直しとして秀逸です。
・柿のパイ、柿のチョコレートケーキ、メープルシロップのアイスクリームの盛り合わせ。(写真はこれですね)
サクッサクのパイ生地に紅茶風味のクリーム、カットした柿の上には胡椒が。
苺に黒胡椒という組み合わせがありますが、柿にも胡椒が合うんですね。
さすが、フレンチの暴れん坊・道野氏だけはあります。
豊中時代から気にはなっていたのですが、やっとその料理を食べる事ができました。
サービスのクォリティーも素晴らしいです。
そして、グラスワイン3種セットというのがこれまた最高。
泡・白・赤の3杯で3000円。
泡物はローラン・ペリエ。
白・赤は2種類から選べます。
つまり、二人で交換すれば全部で5種類のワインが愉しめます。
こういうサービスは他のレストランでも実施して欲しいですね。
ゆっくり、ゆったりと2時間半以上の贅沢なランチタイムを過ごせました。

2012年12月4日火曜日

新地饅頭




いなば播七の新地饅頭です。
外側はカリッと香ばしく、中身はしっとりした漉し餡。
いわゆるかりんとう饅頭の系統です。
それでも、新地饅頭という名前だけでちょっと高級感が出てくるのは不思議ですよね。
上品な味わいは非常に んまいです。
一度は此処のジャンボおはぎを食べてみたいですね。
糯米が500g、餡が500gで2760円。
確か以前あのギャル曽根がこれを一人でペロッと食べていました。
普通の人だと4分の1で満腹になってしまうんでしょうね。

2012年11月30日金曜日

ピニョレット・フリッツァンテ




イタリアのスパークリング、・ピニョレット・フリッツァンテです。
ピニョレットとはエミリア・ロマーニャ州(特にボローニャ地方)の在来種だそうです。
イタリアのコンクールで最高金賞を得たというチェヴィコの一本。
でも、1000円ちょいで手に入るという高コスパ。
フローラル系の香りとフルーツ感たっぷりの味わいに微発泡ですからスイスイ飲めちゃいます。
しっかりしたボディとか複雑な余韻とかはありませんが、間違いなく んまいです。
ワールドクラスの葡萄品種も良いですが、こういった在来種から作られたワインも楽しいですよね。
タカムラで購入いたしました。

2012年11月26日月曜日

イチジクパイ




もうずいぶん前ですが、適当に作った イチジクパイです。
今年はイチジクのワイン煮は3回、洋梨のワイン煮は1回作りました。
ワイン煮をそのまま食べるだけというのも芸が無いので、パイに仕立ててみました。
市販のパイ生地にアマンドプードル入りのカスタードクリームとイチジクのワイン煮を乗せて焼き上げました。
我ながら、なかなかの んまさでした。
贅沢を言えばパイ生地がもっと美味しければ・・・なんですが、市販の冷凍生地ならこんなもんなんでしょうね。
イカリスーパーで購入した冷凍パイ生地はもっと美味しかったと思うのですが。
以前アップしたスペインワインのモンテクルーズで作るとその味わいの濃厚さがワイン煮にピッタリです。
最近は低価格でも濃厚なタイプな赤ワインが豊富に売られているので、うれしいですね。
来年もまた季節がくればイチジクのワイン煮を作る予定です。
本当は洋梨でも作りたいのですが、今年は洋梨は不作だとの事なので残念でございます。

2012年11月22日木曜日

近頃のスペインワイン




近頃のスペインワインは面白いですね。
デザインもお洒落だし、味わいもしっかり安定しているし。
上のエル・ミラクルはシャルドネ、ソービニヨン・ブラン、モスカテル。
オレンジの花、柑橘類、トロピカル・フルーツの香り。
すいすい飲めてしまう んまさです。
下のサラダはグルナッシュ・ティントレア、モナステル、プティ・ヴェルデュ、シラー。
ラズベリー、薔薇、菫の香り。
シナモン、クローブ、胡椒、白檀、月桂樹、薄荷のヒントも。
どちらも美味しさとバランスの良さと食べ物との相性の良さを兼ね備えています。
ワインコンクールで高評価を得ているのも納得の味わいでございます。

2012年11月17日土曜日

トロントロン







スペインのCAMPENYというところのリキュールです。
上はマカデミアナッツクリーム。
ほんの少しだけアルコール感がありますが、ほとんどマカデミアナッツのデザートです。
ロックでもいけますが、コーヒーやアイスクリームなどに加えても んまいです。
下はチョコレートクリーム。
こちらはアルコール感が殆ど無いので困ってしまいます。
ミルク割りなんかしてしまったら完全にソフトドリンクです。
一応、アルコール度17%なんですが。
他にもウイスキークリームやレチェ・メレンガーダというのもあるようです。
レチェ・メレンガーダはスペインの牛乳・シナモン・レモン・砂糖の入った飲み物だそうです。
これも美味しそうですね。
ちなみにトロントロンとはボトルに付いているカウベルの音のスペイン風表現なんですって。
日本語のトロトロ、トロントロンでは無いみたいです。
それにしても可愛過ぎるデザインでございます。
ここのカフェティーノというカプチーノクリームのボトルも面白いです。
ビアレッティみたいなカプチーノメーカーにそっくりなんです。
日本ではまだ販売されていないみたいですね。
残念です。

2012年11月13日火曜日

モンテ・クルーズ






イオン尼崎店で購入した モンテ・クルーズです。
スペインのボデガス・ロス・マルコスという処の物。
テンプラニーリョ100%のレゼルヴァとグラン・レゼルヴァ。
なぜかどちらも980円という激安。
でもその価格の割には飲み応えがあります。
ヴァニラ感まで味わえちゃいます。
余りに んまいので再購入したぐらいです。
どちらかというとレゼルヴァのほうが好みかな?
熟成感と果実味のバランスが良い感じ。
イオン尼崎店は元カルフールなだけあってワインの品揃えが素晴らしいですよね。
1000円前後で魅力的なアイテムが目白押しでございます。
ただ、カルフール色がどんどん無くなっていく中でいつまでこの調子が続くのか、やや不安ではありますが。
無料シャトルバスも無くなってしまいましたが、ここのワインがあるかぎり市バスに乗ってでも行ってしまうのでしょうね。



2012年11月9日金曜日

トリュフ入りペペロンチーノソース




ビッグビーンズで購入した トリュフ入りペペロンチーノソースです。
アッキーフーズという処の製品です。
茹でたパスタにオリーブオイルとこのトリュフミックスを適量混ぜ合わせるだけで絶品のパスタが出来上がります。
同様の作り方でピラフも出来ます。
トリュフの香り自体、あまりはっきりと認識できていないですが、これは間違いなく んまいです。
癖になる味としてもかなり上位に食い込みます。
一壜・680円ですが、10食以上使えそうなのでコスパは高いと思われます。

2012年11月5日月曜日

ピンタレスト






近頃、これにハマっています。
そう、ピンタレストです。
ネット上の画像共有サイトですね。
いろんな人のコレクションから自分のお気に入りをPINしていって自分なりのアルバムを作る。
これがなかなか楽しいんです。
中には何千枚ものフォトをコレクションしている人もいます。
もちろん見ているだけでも楽しいですが、やっぱりそこは自分なりのアルバムを作りたくなります。
私のお気に入りはこんなあたり。







説明不要の美しさです。






何故か寄り目になった猫ちゃんですが、よく見ると怒っているウサギがいます。
フォトショの修正も無しにこんな画像が撮れるなんて、ビックリです。






これは赤ちゃんライオンだそうです。
もう、なんて云ったらいいんでしょうか?
カワユス〜〜。


著作権や肖像権がどうなっているのか判りませんが、セレブの写真もあったりします。
とにかく、見ているだけでも楽しいです。
なにしろ写真なので言葉不要。
料理の写真からレシピの載っているサイトへジャンプする事もできます。
テキスト入力で検索もできます。
日本語の利用ガイドはこちら
ちなみに、私のアルバムは此処です。


2012年11月1日木曜日

イル・フェ・ソワフ





タカムラで購入した イル・フェ・ソワフです。
あのグラムノンの後継者のマキシム・フランソワ・ローラン氏のネゴシアン物。
イル・フェ・ソワフとはフランス語で喉が渇いたという意味。
喉が渇いただけでこれを飲むのは贅沢過ぎます。
普通に美味しいというのがまさにピッタリくるのですが。
嫌な味が全くありません。
心地好さと云う事を味わいたいならこれを飲んでみて下さい。
果実味と甘み、酸味と僅かな渋み、全てが見事なバランスでまとまっています。
ナッツやチョコレートの風味さえ感じられる奥深さ。
んまいとしか云えません。
飲みはじめから飲み終わりまで飽きる事なく微妙に変化する。
何なんでしょうか、このワインは。
自然派ワインの実力の程を実感できる一本でございます。
いや〜、こんなワインを飲んでしまったら・・・
HPでは3年以内に飲んで下さいとあるようですが、6年経っても この美味しさです。
もし、まだ販売されていたら必ず購入いたします。
現行ヴァージョンとはチケットのデザインがかなり変わっているようですが。
また、近いうちに再襲撃しなければであります。

2012年10月28日日曜日

ザ・スモーキー






ハウス食品の ザ・スモーキーです。
ポテト原料中の70%にヒッコリーチップでの薫製ポテトを使用しているようです。
ガツンとは来ませんが、なかなか程よいスモーキー加減です。
ビールやウイスキーのつまみには最適かも。んまし。
昔はキンキキッズのCMがあったオーザックですが、最近は やってないようですね。
ひそかに販売されているので最近まで気が付きませんでした。
この うすしお味以外にもスモークチーズ味、薫製カレー味があるそうです。
コンビニだけでなく普通のスーパーもたまにはチェックしなくてはいけませんね。
ライフ土佐堀店で購入いたしました。

2012年10月24日水曜日

イネディット




タカムラで購入したビール、イネディットです。



世界のセレブを迎えるためにワインはあるがビールがない
そのためにこのビールは開発されました

「イネディット」とは、スペイン語で「前例のない」の意。
『DAMM社』のビールマスターと、世界最高レストラン『エル・ブジ』のシェフ、
「フェラン・アドリア」氏と「フリ・ソレル」氏、ソムリエの「フェラン・センテジュス」氏と、「ダビット・セイハス」氏がチームとして共同開発しました。

原料には水、大麦麦芽、小麦、ホップ、コリアンダー、オレンジピール、酵母を使用し、
ラガービールとホワイトビールの醸造法を組み合わせて醸造されます。

特殊醸造により、外観は微かに濁っていて、香りは繊細。
まずフルーツや花の香りと甘いスパイスを連想するような香りが感じられます。
泡立ちはクリーミー且つソフトで、デリケート。
柔らかなボディ感で余韻は長く爽やかです。

「イネディット」は「世界最高の料理の味を損ねることなく、料理を楽しみながら美味しく飲めるビール」を目指して開発された特別なビールです。
相性の良い料理には、サラダやビネガーソースを使った料理(柑橘類やオイルを使ったものとして)、アスパラやアーティチョーク、ルッコラの料理(ほろ苦さが特徴的なものとして)、サーモンやツナ、乳脂肪の高いチーズ(オイリーなものとして)などが挙げられます。

「イネディット」を愉しむには、ビールグラスよりも白ワイン用のグラスに注いで飲むことをお薦めします。
食事の間は氷水を入れたワインクーラーで冷やし、注ぐ際にはグラスの半分以上満たさないようにすることが、美味しくいただくポイントです。

           以上、付属のブックレットより

原料に関してはHP上にはリコリスの記載もあります。

普通のビールとどう違うのかって聞かれると困りますが、飲み進むうちにコリアンダーの香りがしてくるのは確かです。
見た目のおしゃれ感もあるので、プレゼント等使い道は多そうです。
ワイン的に愉しむとしたら、一本1000円近いお値段も納得かも。
ビール的には普通に んまいですし。

2012年10月20日土曜日

ベッカライ・ビオブロート





此処も久しぶりの ベッカライ・ビオブロートです。
自家製粉した全粒粉と有機原料で造るパンで有名ですよね。
左はヌスシュネッケン。
胡桃とシナモンが入っています。
胡桃の香ばしさと有機シナモンの爽やかな香りに小麦の風味が加わって んまい事この上なし。
右はフォルコンブロートヒェン。
基本のドイツパンという感じ。
でも、あのバサバサ感や独特の強い酸味はありません。
むしろ、柔らかい甘さのほうが目立つぐらいです。
ドイツパンのイメージが変わるかも。
さすがパン・ランキングの上位に入るだけの事はあります。
トーストブロートやクロワッサンも他とはひと味違う美味しさだそうです。
これは是非再訪しなければ。
接客の素晴らしさも高評価の一因でございます。

2012年10月16日火曜日

米朝ばなし上方落語地図 その11




土佐稲荷を後にして西へ。
松島公園を尻目に殺して竹林寺へ。
「油屋与兵衛」という落語から芝居にもなった噺があるそうです。
その芝居の序幕に竹林寺がちらっと出てくると米朝ばなしにあります。
朝鮮通信使のお墓があるのだとか。
同じ名前の竹林寺さんが千日前にもあるそうですね。








そこからちょっと行って京セラドーム大阪が見えてくるあたりに茨住吉神社があります。
「油屋与兵衛」にも出てきますが、私的には「三年酒」のほうが記憶にあります。
北安治川二丁目の播磨屋又七、又の名を神道又が(又ばっかりですが)池田の叔父の所で酒を飲んで帰って来て、ころっと死んでしまう。
「何か遺言無かったか?」
「そういうと、このところ茨住吉さんの田中左弁太夫という人の神道講釈を聞きに行って・・・」
うんぬんというくだりがあります。
戦前は夏祭りの荒っぽさで知られ浪花の三大祭りの一つに数えられていたそうです。








九条駅まで足を伸ばして商店街をチラ見してから松島新地へUターン。
「近江八景」という噺に登場します。
他にも「たぬき茶屋」や「馬子茶屋」という噺にも出てくるそうですが、もともとはここが舞台では無かったらしいですね。
なにしろ、此処は明治元年に遊郭が設置されたそうなので、江戸時代にはそういう遊び場は無かったのですよね。
昭和初年には松島の娼妓は4000人にものぼり、東の吉原と二分するほど有名だったそうです。
昼はこんな感じですが、夜はまた違う風景になるんでしょうね。
ちょっと見てみたいような、ちょっと恐いような。

2012年10月12日金曜日

新島のくさや






八丈島焼酎を手に入れたからには、やっぱりこれでしょう。
くさや。
くさや!
くさや!!
ドリアンと並ぶ臭いのキツい食べ物としてややもすればゲテモノ扱いですが。
我々関西人には特に馴染みが薄いです。
殆ど売っている所も見当たりません。
ザリガニの匂いだとか、豚小屋の匂いがすると言う人もいます。
でも、慣れると美味しいくさやの干物なんです。
(このフレーズにピンと来た方は結構な年代でしょうね)
本当なら八丈島のくさやを購入するべきなんでしょうが、今回は新島ものをゲット。
みや藤という所の焼きくさやの中から限定品の青ムロアジ(右)と硬干(左)をセレクト。
限定ものは新島の前浜沖で水揚げされた活きた青ムロアジのみを使用。
身がしまっているので独特の弾力があります。
あの独特の匂いに慣れてしまえば、あとはくさやならではの旨味を楽しむだけ。
本当に んまいですね〜。
元々、塩が貴重だった頃に干物の漬け汁を捨てずに繰り返し使っているうちにくさや菌による発酵が始まったのがきっかけだったんだとか。
徐々に発酵していったので違和感無く食べているうちに慣れていったのでしょうね。
もう一つ硬干は保冷設備の無かった江戸時代からのもの。
常温で半年以上賞味可能だそうです。
乾燥しているので、こちらのほうが匂いは控え目かも。
硬い身を噛み締めているうちに徐々に旨味が滲み出てくる感じは堪りません。
個人的にはこっちの硬干のほうが好みかも。
で、八丈島焼酎と合わせてみました。
もちろん、合いますね〜。
情け嶋、島の華、八重椿、黒潮、芋島なさけ。
どれもくさやの匂いは抑えつつ、旨味は引き出してくれます。
これがビールだと・・・試してみたくもありませんが。
中でも、黒潮のお湯割りが最高の相性ですね。
もちろん個人的な感想ですが。
酒のアテに最高なくさやですが、お茶漬けやチャーハンに仕立てても美味しく頂けます。
もし、未体験な方は是非一度チャレンジしてみてくださいまし。
ちなみに、滋賀県出身で鮒寿司を食べ慣れている人にはこのくさやの匂いは全く気にならないそうです。
さすが、伝統的発酵食品同士と云った所でしょうか。

2012年10月8日月曜日

カゴメトマトジュース百年品質






カゴメトマトジュース百年品質です。
カゴメが100年目に開発した品種・カゴメ993を中心に年一回だけの限定販売。
今回は1300ケース限定だそうです。
食塩・砂糖・着色料・保存料無添加。
酸味が少なく、ほのかな甘みがありさっぱりとしたみずみずしい味わいということです。
普段あまりトマトジュースを飲んでいる訳ではないのですが、これは んまいと思います。
まず、トマトジュース独特のドロッとした感じが少ないです。
酸味も控えめで飲んだ後の甘い感じが心地好いですね。
余分な塩味も無いので飲み飽きしないです。
また、これで作るレッドアイの美味しい事。
もちろん、ブラディーマリーも最高。
今この瞬間は八丈島焼酎の島なさけのトマトジュース割りで楽しんでいます。
トマトと芋と麦の味わいが交互に現れるような感じがあります。
できることなら、年一回と言わずにレギュラーアイテムにして欲しいぐらいなんですが。
半量に煮詰めるだけで素晴らしいトマトソースになると予想されますし。

2012年10月4日木曜日

芋・島なさけ







八丈興発の 芋・島なさけ です。
HPには 情け嶋というラベルしか載っていません。
島なさけと情け嶋、どう違うのか不明なのですが・・・
麦麹を造ってから芋掛けをするそうなんですが、具体的にはどういう作業なのでしょうか?
なかなか、謎の多い芋焼酎ではありますが。
これまでに紹介した八丈島焼酎の中では一番芋焼酎らしいと言えます。
減圧蒸留らしいのですが、かなりの芋感が んまいです。
蔵見学も電話予約で出来るそうなので、ちょっと行ってみたいですね。
次回はこの八丈島焼酎に最適の肴をご紹介します。
まあ、ほぼ想像はお付きだと思われますが。

2012年9月29日土曜日

黒潮




八丈島焼酎、これは 黒潮です。
坂下酒造という所の製品。
父と子の二人で造っているそうです。
麦9:芋1の割合だそうですが、それにしてはかなり芋っぽい気がします。
水割りだとやや麦が強くなる感じです。
お湯割りは逆に芋が強調されるかも。
いずれにしろ、非常にバランスが良くて んまいです。
ラベル下部に「I   LOVE   ROCK'N    ROLL」とあります。
何でも蔵元は趣味でバンドをやっていらっしゃるとか。
もう一種類あるアイテムの名前が妻の名前から命名した「ジョナリー」というのとともに気になります。

2012年9月25日火曜日

八重椿





八丈島酒造の 八重椿です。
常圧蒸留の芋と麦を3:7の割合でブレンドしたものだそうです。
麦の軽やかさの中に芋の甘さがあるという独特の味わいです。
水割りの方がお湯割りより甘さが出るようです。
あまりに飲み易過ぎて困ります。
ブレンドされている事で食べ物との相性の良さは果てしない程です。
同じ八丈島酒造の島流しという焼酎は逆の割合の芋7:麦3だそうです。
そちらも是非一度飲んでみなければでございます。

2012年9月21日金曜日

島の華




八丈島焼酎の2本目は 島の華。
樫立酒造は1925年創業。
平成9年には最新の設備として銅製のポットスティルを特注したそうです。
工場周辺にあった椿の花から命名されたとか。
麦・麦麹ですが、他の麦焼酎よりトロリとした甘さがあります。
水割りでもその甘さは健在。
お湯割りにすると甘さは抑えられますが、トロリ加減は残るのでちょっと不思議な飲み口です。
本当に八丈島の麦焼酎は好みなのは何故なんでしょうか?
麦が違うのか、蒸留設備が手工業的なのか?
とにかく、八丈島焼酎は んまいです。

2012年9月16日日曜日

情け嶋





ふとした事から八丈島の焼酎が気になりました。
伊豆諸島の焼酎としては青ヶ島の青酎が有名ですが、八丈島にもあるんですね。
まとめて5種類程購入してみました。
まずは、情け嶋。
八丈島にある5つの酒造会社のうちの一つ、八丈興発という所の製品。
麦麹仕込みの麦焼酎です。
軽い口あたりでフルーティーな花のような香りと紹介されています。
そのままだとほんの少しアルコールのラフさが出ます。
とはいえ、その辺の荒さが魅力ではあるのですが。
水割りにすると甘さが出てきます。
お湯割りだと、不思議なくらいの柔らかさがあります。
これはもう、何を持って来てもマリアージュしない訳が無いって感じです。
基本的に麦焼酎にはやや馴染めない部分がある私ですが、これは んまいです。
あえて、麦茶や麦焦がしのような香りを追い求めていない感じが気に入っています。
まあ、ひょっとすると単なる思い込みかもしれないのではありますが。
ソーダ割りにしても、間違いなく美味しい。
麦冠・情け嶋というのが常圧蒸留だと言う事は、こちらは減圧蒸留なんだと思われ。
いや、しかし、減圧とは思えない風味があります。
ちょっと不思議な感じです。
八丈島、要注意ですね。

2012年9月12日水曜日

米朝ばなし・上方落語地図巡り その10








米朝ばなし・上方落語地図巡りの 114.P の四ツ橋です。
これは落語ばかりではなく、個人的にお気に入りの 高田郁「澪つくし料理帳」にも登場します。
まあ、「澪つくし料理帳」には以前紹介した東横堀も出てきますし、次の新町も出てきます。
本の中と現在では石碑の配置が異なっています。
もちろん、電気科学館も今はありません。
上繋橋、下繋橋、炭屋橋、吉野屋橋の四つの橋があったそうです。
小西来山の「涼しさに 四ツ橋を四ツ わたりけり」という句碑もあります。

そこから西へ行くと新町。


江戸の吉原、今日の島原、大阪の新町という三大遊郭のひとつ。
米朝ばなし・上方落語地図巡りでは、堂島に続いて二番目に掲載されています。(16.P)
加賀の千代女の句碑があるという料亭「勇」も今は無くなって音楽関係の専門学校になっているようです。
新町検番も新町花街の看板も見当たりません。
数少ない当時の雰囲気を残す建物がこんな感じです。
今ではおしゃれなカフェや雑貨屋さんが立ち並ぶ町並みという感覚の方が知られていますよね。
新町というよりは北堀江というほうが判り易いのでしょう。

そこから、ひたすら西へ。
途中で気になった場所がこちら。





なんと、土佐稲荷でした。
大阪の稲荷社巡りでは欠かす事の出来ない場所です。
土佐藩の藩邸がこの辺りにあった関係で土佐の稲荷となったそうです。
三菱財閥の岩崎弥太郎も此処に関係があるんだとか。
想像していたより立派な稲荷社でした。


2012年9月8日土曜日

バカルディ・モヒート




最近、お気に入りの バカルディ・モヒートです。
いわゆるレディ・トゥ・ドリンクのカクテルです。
氷を入れてこれを注いでソーダで満たすだけでモヒートの出来上がり。
ちょっと甘さが強くてアルコール度が低いという話はありますが。
それでも、この手軽さは魅力的です。
家で飲むのには んまいです。
もちろん、本格的なモヒートはちゃんとしたバーで飲んで下さい。
ラムと砂糖とライムとソーダの組み合わせで無限のヴァリエーションがあるのがモヒートですから。
日本ではまだ未発売のようですが、ラズベリー・モヒートというのもあるようです。
今日はシークワサーを入れて頂きました。
もちろん、美味しかったですよ。

2012年9月4日火曜日

サミープー







このところ立て続けにテレビで紹介されていたお店。
サミープーです。
中でも「バターはおいしい」という名前のパンがピックアップされていました。
右側のパンがそれ。
見た目でお分かりの様にいわゆるクイニーアマンですが、ブルターニュ産のバターを使っていないからという理由で「バターはおいしい」というネーミングにしたそうです。
なんでも、バターを練り込んだ生地でバターを包み込んでバターを使ったフィリングを入れバターを塗って焼き上げるというバター三昧。
もちろんそのままでも美味しいんですが、やっぱりここは焼き戻して。
焼いているうちにバターが溶け出します。
ちょっと危険なほどです。
で、やっぱり んまい。
できれば一度焼き立てを食べてみたいと思わせる一品ですね。
左はベーコンエピ。
超ミニサイズ。
おちょぼ口の女性でも楽々一口で頂ける事でしょう。
こんな小さい中にベーコンを巻き込んで作るのは大変な手間ですよね。
でも、そのおかげでこの味わいが楽しめるのです。
とても有り難い事なのであります。
ごちそうさまでございます。

2012年8月31日金曜日

Boulangerie P&B



こちらもまた、ず〜っと前から気になっていたお店。
Boulangerie P&B 。
地下鉄・西大橋駅の近く。
あるいは、堀江小学校の東側。
といっても、ついうっかり見過ごしてしまうやもしれない小さなお店です。
いや、店舗自体はそんなに小さい訳ではないのですが、対面販売の売り場のお客様側のスペースが狭いのです。
二人入るとほぼ一杯。
3人目が入ってこようものなら、一番奥の人はもう出られません。

まあ、そんな事はともかく。
此方のパン達の んまいこと、んまい事。
一番下のトラディショナルバゲット(黒)も右上の山食も香りが抜群。
そして、顎が疲れる程の弾力があります。
ハード好きには堪らないスーパーハード仕様です。
左上はディアブロ。
ココア生地にナッツ&フルーツ。
風味と歯応えのリズムが楽しめます。
左中のミニサイズバゲットはパルミジャーノ・レッジャーノ入り。
しかも、36ヶ月もの。
思わず「パンに入れるのは勿体ないですよね」って云っちゃいました。
でもでも、やっぱり美味しいんです。
赤ワイン必須です。

食パンは曜日によって山食と角食が別れているそうです。
作る数に限りがあるので、電話して取り置いてもらうのが確実だとか。
お店のオープンは11時ですが、早朝6時頃からパン造りを始めているので、その時間から取り置きの電話をしてもらっても大丈夫ですとの事でした。
とりあえず、定番のバゲットや食パンは取り置きしてもらった上で、他のパンも買いに行くのが次回からのパターンになりそうです。
早々に売り切れてしまう日もあるのでご注意くださいませ。

2012年8月27日月曜日

米朝ばなし・上方落語地図巡り その9







中書島でのランチは カッパ天国・黄桜酒場。
あの黄桜の直営店です。
そして、京都初の地ビール醸造所でもあります。
という訳で ナイルシリーズの飲み比べセットを。
早稲田大学のエジプト考古学科と京都大学の植物遺伝学のコラボによるナイルシリーズ。
ブルーはデュラム小麦に柚子とコリアンダーの組み合わせ。
スパイシーさと爽やかさのバランスが超刺激的。
ちょっと他には無い味わいでした。
ルビーは 1920年代以降幻となっていたピラミダーレという小麦を使ったもの。
カラメル麦芽も入っているので、やや濃厚な味わいです。
ホワイトはエンマー小麦。
8000年前から栽培されている小麦だそうです。













食べ物は おくどさんの昼定食。
焼き魚・炊き合わせ・みそ汁・出汁巻き・香の物・おくどさんで炊いたご飯。
おくどさんは竃の事ですね。
火処と書いてクドという説があるそうです。
年のせいか、こんな食事が嬉しくなってきました。




カッパ売店ではいろんなお土産が購入出来ます。
まずは、特徴的なブルーナイル。







ところが、家で飲んだものは現地で飲んだ物とはかなり味わいが違いました。
スパイシーさが消えていてとても飲み易くなっていたんです。
おそらく、現地では出来立ての物を提供しているでしょうし、お土産用はちょっと寝かせたものが販売されているからでせう。







黄桜といえばカッパなので カッパの箸置きも。
銚子とぐい飲みになっている所が洒落ています。








ボトルの可愛さで購入したのがにごり酒。
アルコール度は9・5と低め。
ちょっと飲み易過ぎて恐いです。



牛肉の地ビール煮とか鯛と3種のチーズが入ったカッパ春巻き、酒粕チーズケーキなんていうのも気になりますね。
再訪必至でございます。




2012年8月23日木曜日

米朝ばなし・上方落語地図巡り その8



黄檗・たま木亭の後で中書島に寄って見ました。
上方落語地図ではP.176です。
中書島と言えば坂本龍馬が襲撃された寺田屋が有名ですね。
でも、本当の所は現在ある寺田屋は鳥羽伏見の戦で消失したあとに再建されたものだそうです。
それでも100年以上前の建物なのでそれなりに見る価値はあるかもです。

宇治川派流を眺めたらこんな感じです。
川のある風景って良いですよね。
倉敷やら高瀬川やらもそうじゃないですか?
まあ、個人的に釣り好きだというのもあるかもしれませんが。





こちらは伏見港。
三十石船はここから出ていたそうです。
今でも、三十石船とか十石船という観光用の船が出ているそうです。









こちらは酒蔵通り(?)あたり。
暑さで人通りが無いです。
雲も夏仕様。





意外と手軽に行ける中書島。
大阪から日帰りで行くのにピッタリの観光名所かもしれません。